南蒲生浄化センターは、先の東北大震災で下水処理水槽が泥流に浸かってしまい完全に稼働停止せざる終えなくなりました。再生した浄化センターは、現在「日本最大の下水処理場」として再び市民のインフラを支えています。今日はそこで採用されている(いた)オゾン設備と付近の環境への還元などを紹介致します。今回は推理ものです。

震災を乗り越えて

震災を乗り越えて
震災を乗り越えて

宮城県にある「南蒲生浄化センター」は海沿いの立地だったため、地震源に程近く津波とその余波で大被害を受けました。これは向かいの残った建物から被災した浄化センターを撮影した写真だそうです。まるで産業廃棄物場のような景観です。

ドローン撮影による「津波のあとの現在の新設状況動画」がありました。

浄化槽もすべてが海水に浸かり、水が引いても上部沈殿ろ過槽には泥水が流れ込んでおり、泥を掻いての清掃などは考えられない程の損傷でした。稼働は停止せざる終えず再建も危ぶまれましたが、再度の建設という運びとなり最新の下水処理場が同じ地に再建されました。

オゾン導入のいきさつは合流ろ過式の水源リサイクルから

仙台市からどうしても回答が来ないので、勝手な想像で書きますのでオゾンのみ知りたいかたは次の項目から飛ばして読んでください。
実は仙台市の大半の浄化センターや河川付近ポンプ設備へ繋がる配管は「合流式」が多いのです。最大の汚水処理施設「南蒲生浄化センター」は、仙台市の70%の下水の集合集積元であり、浄化水の放出設備でもありました。市内外を走る下水管も大半が合流式です。
「合流式」とは?
合流式とは下水を送る管と路上に溜まる雨水が一つの管内に流れ込むようなものです。普段は下水が流れていますが、大雨台風が来ると同時に流れ込みますので、地表にオーバーフローする前に一緒に河川へ流れ込んでしまう造りです。各ポンプ場や浄化場も同じです。
オゾン導入のいきさつは合流ろ過式の水源リサイクルから

たまに街中に床上浸水するニュースがあっても自分の住んでいるところが別に水溜まりもなかったりします。その原因はダムの放水も同時に行われてしまうことも関係があり、河川にすら排水できない状況で飽和し、結果逆流して地上に汚水が溢れてしまうかと思われます。

また下水管はウンコやトイレットペーパーも一緒に流れていますから管にもし、詰まってしまっていたらダムの放流すら関係なくアウトです。またゲートの開門が遅れたら水圧でもう開けられないですよね。だとすると、考えられないことではありますが、雨が降るに乗じて普段から小出しで脱糞するように河川へ海へ流しているということも想像してしまいます。
うっすら何か変だと気がついていたのに傷つくのが怖くて気づかない振りをしていたのですがが、発現は突然でした。それは遠征に来たバンドマンがTwitterで会場までのアクセスが床上浸水域で公演延期となったといっていたのに、そこよりも高度が低い地域には水溜まりもない状態でした。不思議は不思議だったのですが、田舎の仙台なので動員が達しておらず「嘘―ルドでほんとは来なかったんだな」と「よくあること」と勝手にオゾン曝気で美しく浄化処理して流してしまっていたのです。
ズバッと言うと、
多分、オゾン処理されていたのは試験的に一部汚水を引いてきてオゾン処理も運用されていたような感じだったのではと思います。
ここは見学もできるのですが「下水処理施設なのでかなり臭気がありますご注意下さい」との但し書きもなんとなくわかって参りました。アレルギーがあるかたも、という表現がまた微妙です。

簡易ろ過設備でオゾンを浄水処理する水槽が一部稼働する

では、オゾン導入はあるのか?と言えば当初のインターネット検索では仙台市の入札状況でオゾン設備と施工工事それぞれが競札の公示されておりました(2019年度2号機)。そして何より宮城野区役所のまちづくり推進の窓口で紹介されたオゾン設備つきの浄水場だったので間違いないはずです。
ただ、既存のオゾン?水中曝気はランプだったのか、無声放電式だったのかは不明です。多分後者だと思われますけれど、今日確認したところ酸化浄化の主力は微生物分解と決まったようです。
決定までの汚水負荷試験の時点でオゾンはオプションとして引き続き検討されていたようです。

決定したのはこちらのヒモ状ろ過による浄水。酸化による除菌、脱臭は同じですが処理能力と速さでこちらに分があったようです。
南蒲生浄化センターで行われた2014年度のフォーラムで配られたパンフレット

出典:南蒲生浄化センターで行われた2014年度のフォーラムで配られたパンフレットより。同文は仙台市のHP「蒲生浄化センター」でも同種PFDがダウンロードできます。
ニュース記事「水道新聞局」HP
http://www.suidou.co.jp/151105.htm

新しい南蒲生浄化センターは見学可能です

詳細はこちらに社会見学毎日受け入れ(土日除く)ですので興味のあるかたかいってみてください。本当は私がいって記事にしたかったのですが、併用がされる?オゾン設備をネチネチと謎質問したかったのですが笑次のかたどうぞ。なお小学生の社会見学では副読本にのってるほどメジャーなんだそうです。
http://www.miyagi-kankou.or.jp/kyouiku/taiken/tk6/2263

まとめ〜なんとこんな小粋なオゾンが憩いを提供

まとめ〜なんとこんな小粋なオゾンが憩いを提供
震災前には、オゾン処理された下水が隣の公園にある岩場から流れるという、このような滝水があったそうです。ちなみに放水前の貯水槽にオゾンがかけてあった模様。(広瀬川浄化センターの芝生広場は貯水槽の真上でしたが)この頃は46万世帯以上の仙台市の下水を毎日処理していたといいます。汚水がこのような清流になっているとは全く知りませんでした。新施設でも復活するのでしょうかね?
ちなみ現在確認のところ、Kubotaさん、日立さんなど名だたる企業が復興後の整備に上がっています。ソーラー自家発電で停電してもゲートが開くなど自家稼働できるように対応されている計画案がありました。あとは現地でないとわからないのでひとまずここまでです。
ではまた。

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